毎年この時期になりますと、中3生から「5教科対策をしたいので集団に行きます。」
とお話をいただきます。
確かに5教科をやるなら金額的に個別では家計にご負担がかかりますので集団の方が向いているかもしれません。
しかし、成績は、となると
あまりお勧めはしておりません。
なぜなら、今まで谷津教室に通っていた生徒さんのご家庭に伺うと、
ほぼ全員が成績を落としたり、志望校を下げているからです。
県立船橋を狙っていた生徒さん。
おやめになる時お母様には、「個別には限界がある。」とおっしゃいました。
その後に県立船橋を狙っている生徒さんが入会し、苦手な科目・単元を克服し、見事合格することができました。
その元生徒に話を伺う機会があったので「同級生に〇〇さんていた?」と尋ねてみたところ
「その子は知らない」というお返事でした。
佐倉高校を狙っていた生徒さん。V模擬の判定ではもう一歩という所でした。
部活の後輩がいたので尋ねてみたところ、
国府台高校に進学したそうです。
かなり志望校を下げましたね。
成績上位者だけでなく、八千代東に合格した2人の生徒。
A君は受験まで継続。
B君は集団へ。
通塾中はB君の方が偏差値が上でした。
模試は谷津教室を通して受験されていたので、成績を追っていったところ。
最終的には、A君の方が上になっていました。
受験が終わった後、B君のお母さまにお祝いのお電話を入れさせていただきましたが、お母様、元気がなかったです。
集団に行かれて成績が上がるお子様は、分からなかったことをそのままにせず、
質問が出来たり、解説を読んで自力で解けるまで繰り返したり、自己解決ができるお子様です。
それができないまま集団に行くと、ただ授業を受けて、分かったつもり、解けるつもりになって帰宅。
実際は理解・定着していないので、次やったときに問題が解けない。
一方個別では、成績上位者であっても、苦手な単元は必ずあります。
模試の結果を見て、苦手な問題を解けるように指導することで正答率の低い問題でも対応する力をつけることができます。
成績中下位層の生徒の場合、どこまで戻れば成績を上げることができるのか考えながら授業を進めていきます。
生徒によっては算数の小数・分数まで戻ることもあります。
そうすることで、できなかった事ができるようになります。
それでも、集団に行かれる方はいらっしゃいますので、こういった事実だけをお話させていただいております。
その後のご判断はご家庭にお任せいたします。